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クアオルト認定コース

 上山市には、気候性地形療法を活用するための認定コースとして、2008年3か所 西山・葉山・蔵王高原坊平の3コース、2009年虚空蔵山、三吉山、蔵王高原坊平3か所5コース、合計5か所8コースを日本初・唯一、ミュンヒェン大学アンゲラ・シュー教授の鑑定を受けました。
 認定コース8コースの内訳としては、平地の里山(標高200m~)4か所6コース、準高地の蔵王高原坊平(標高1,000m~)1か所2コースです。
 これらのコースは、高度差、累積高度差、傾斜度、日射などの熱条件等で、歩行速度ごとの運動負荷が鑑定され、コースの難易度が設定されています。

認定コース

西山コース(全行程3.4km)

 全長3.1km、高低差が110mのコースです。
この周辺には経塚山、高新山、白禿山、秋葉山など標高300m程度の山が連なっており、蔵王連峰や上山市が一望に見渡せるポイントも多いため、市民の歩行コースとしても人気がある場所です。
たくさんの植物、昆虫が四季折々の様相を呈し、特に植物では、ヒメサユリやニッコウキスゲなどが自生し、昆虫では、ハッチョウトンボやヒメギフチョウなどの貴重種も生息しています。 7月には地区をあげて「西山ホタルまつり」が開かれ、夏の夜にホタルの淡い光で、あたり一面に幻想的な世界が広がります。

クアオルト認定西山コースマップ [PDFファイル/1.7MB]

季節情報

ハッチョウトンボに会えるかも
ドングリなどで木の実探しがオススメ

集合場所

 上山城かかし茶屋

上山城敷地内にある「かかし茶屋売店」

虚空蔵山コース 山頂コース(全行程5.1キロメートル) 北堰コース(全行程3.7キロメートル)

虚空蔵山

山頂コース
 高低差170mのコースです。
 沢庵堰や高楯城跡など多くの史跡が残っており、歴史を楽しめるコースです。
 参道入り口から急坂を登りきった中腹には、天然性の神代スギが見られます。また、コース途中にはイタヤカエデ、コミネカエデ、カラコギカエデなどのカエデ類が多く、春の新緑、秋の紅葉が楽しめます。八合目では県指定の天然記念物であり、世界で唯一の珍木デワノハゴロモナナカマド(異名)が出迎えてくれます。
北堰コース
 高低差86mのコースです。
 山頂コースの虚空蔵山の部分を登らずに、北堰に沿って末広滝に行くこのコースは初心者向きで、北堰から末広滝では、バイカツツジ、ヒメシャガ、カタクリが季節の彩を添えてくれます。

クアオルト認定虚空蔵山コースマップ [PDFファイル/1.7MB]

集合場所

上山城かかし茶屋売店

葉山コース(全行程2.6キロメートル)

 全長2.6km、高低差が129mのコースです。
 市内を見渡せる展望台のあるコースです。
 コース途中には地元の人たちが、平成19年から、サクラ、モミジ、アジサイなどを植栽し、今後花見の名所として期待される場所です。
 また、スタート地点付近に足湯があるので、コースを歩いた後、ゆったりと足をひたし、くつろげるコースです。

クアオルト認定葉山コースマップ [PDFファイル/930KB]

スポット情報

花咲山展望台は恋人の聖地に選定されています。
ウォーキング途中に恋の成就を願おう!<外部リンク>

集合場所

上山市役所 食堂(地下1階)
※駐車場は、市役所南側駐車場をご利用ください

 三吉山コース 山頂コース(全行程2.7km) 中腹コース(全行程1.8km)

三吉山

 高低差273mのコースです。
 参道入り口から不動尊周辺までは、アカマツやサクラ類の高木からなる林で、展望ができます。コースは不動尊の所で分れ、中腹で合流します。
 合流地点周辺ではコナラ、ホオノキなどの自然林で、林床にはウスバサイシンやオクモミジハグマなどが見られます。さらに急坂を登ると、開けた急斜面には岩石が累々と堆積した岩海が見られます。動植物は生息できない環境ですが、わずかに亜高山性のホロハヘビノボラズ、アイズシモツケが自生しています。岩海の周辺はハルニレ、ウリハダカエデなどの高木が茂り、秋には色鮮やかな紅葉が見られます。
 山頂からは山形盆地の遠望、眼下に市街地の鳥瞰、対峙する西山の美しい山並みが眺望できる景勝地です。また、三吉山だけに自生する稀産種のシンエイザクラが見られます。

【やまがた百名山に選定されました】⇒やまがた山ホームページ<外部リンク>

クアオルト認定三吉山コースマップ [PDFファイル/1.06MB]

三吉山までの行き方はこちら

集合場所

 三吉山コース集合場所

三吉山駐車場 「金生熊野神社」という看板が目印です

蔵王高原坊平コース (全行程3.6km)

 全長3.6km、高低差が190mのコースです。このコースは、平成20年度に文部科学省から、ナショナルトレーニングセンター高地トレーニング強化拠点施設に指定された、蔵王坊平アスリートヴィレッジにあるクロスカントリーコースの一部を利用しており、芝生で歩きやすいコースになっています。ここは標高約1,000mに位置しているため、サクラ類は5月中旬になってから咲きます。レンゲツツジは6月中旬が見ごろで、緑の中のオレンジ色が圧巻です。この他スズラン、アズマギク、エゾオヤマリンドウなどさまざまな植物が高原を彩ります。紅葉の時期にはナナカマド、冬にはスキー、樹氷トレッキングでもにぎわいを見せています。

クアオルト認定蔵王高原坊平コースマップ [PDFファイル/1.1MB]

※ 注意:国定公園内で植物を盗らないようにしましょう。また、クマなどには十分注意しましょう。

お清水・樹氷原コース (全行程3.2km)

樹氷

 高低差310mのコースです。
 かつて「お清水」(清水が湧いていて、腕や足を冷やせます)は、蔵王山信仰の出発地点でした。お清水の森には、真壁仁の「峠の詩碑」、西国三十三観音などの石仏群や蔵王権現、元お清水跡などもあり、蔵王修験の名残を味わえるコースです。コース内には外来種のオオアワガエリなどの大型草木や自生種のオオイタドリ、ヤマブキショウマなどが混生していますが、その空地にはマイズルソウ、ハクサンチドリなどの、白・紅葉色の可憐な花と出会うことができます。コース最高地の周辺はアオモリトドマツの林があって、その針葉樹が発散するフィトンチッドを全身に浴びながら歩行できる爽快感あふれるコースです。コース沿いには低木状のハクサンシャクナゲ、ウラジロヨウラク、ムラサキヤシオツツジなどが群生しており、折々の彩が楽しめます。冬季には樹氷トレッキングコースになります。草原状のゲレンデコースでは、遠方に朝日連峰や葉山、月山の山並みが広がり、眼下に蔵王高原坊平、上山盆地などが見渡せます。吹き上げる微風を体感し、草いきれに触れながら下る途中で、お清水の森をのぞくのも趣きがあります。森を出ると蔵王高原坊平コースと連絡します。 

クアオルト認定お清水・樹氷原コースマップ [PDFファイル/1.15MB]


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