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気候性地形療法の紹介

気候性地形療法とは

 上山の気候性地形療法は、日本初で唯一ミュンヒェン大学アンゲラ・シュー教授が鑑定した気候性地形療法の専門コースを活用し、同大学シュー教授の指導の下、専門的で医科学的手法を基礎として、予防医学や健康増進のために行われる健康づくりの取組です。
 特に、ドイツの気候性地形療法と同様に、自分の体力にあった歩行スピードで「冷気と風」、「太陽光線」等の気候要素を活用し、体表面を冷たく保ちながら(主観的な温冷感覚で-1やや冷えると感じる状態で、体表面温度を約2℃下げる程度)、森や山の傾斜地を歩くことで持久力を強化し、運動効果を高めます。

ガーミッシュ・パーテンキルヘン

 「ドイツの気候性地形療法」とは?

 ドイツの気候性地形療法は、主に心臓循環器系のリハビリにおいて保険が適用され、3週間の治療として実施されているほか、広く市民の健康づくりに取り入れられています。

「ドイツの気候療法、地形療法」とは?

 ドイツの気候療法は、自然の中で大気の作用の変化によって治療することをいいます。居住地と異なる気候の土地に来ることで、様々な気候要素が身体に作用することが重要です。
 ドイツの地形療法は、勾配のある土地を、治療を目的として医師から処方された運動量で歩くことをいいます。

クアオルト健康ウォーキングの効果

歩き方について

 気候地形療法の目的は、予防医学・健康増進ですから、個人の状態に応じた無理のない歩き方が基本です。

1 自分の体力に合わせて、歩くスピードを調整します。最初はゆっくり、慣れてきたら基準の心拍数をめどに歩行しましょう。

2 坂を上った所など、地図に指示している場所や、体調に応じて心拍数を測り、記録しましょう。

3 心拍数の基準は、運動に慣れてない人は「160-年齢」、運動している人は「180-年齢」を基準にし、常にこの状態を保てるように歩行しましょう。

4 歩行中「やや冷える」と感じるよう、衣服を調整しましょう。ときどき腕を触り、汗が蒸発し乾燥して冷たくなっていることを確認しましょう。

5 同行者と話しながら、また森の木々や野の花を見ながら、野鳥の声を聞きながら、楽しく歩きましょう。

6 蔵王高原坊平は、1,000mを超える準高地にあるため、気候の要素の刺激も強くなりますので、平地よりゆっくり行動しましょう。

7 下りの道は、基準の心拍数を参考程度にし、ケガのないよう無理をしないで歩きましょう。

歩行回数と基準

  • 期間と回数
     3~4週間、週に3~4回
  • 歩行時間
     20~40分
  • 運動強度
     最大酸素摂取量の70%
  • 乳酸値
     2~4mmol/l
  • 1分間の心拍数
     180-年齢
  • 普段運動してない人は
     160-年齢

※注意1-血圧降下剤を服用している方は、基準の心拍数より10~20%低い基準にして歩きましょう。
※注意2-循環器系の疾患や糖尿病の人などは、事前に運動可能かどうかを主治医に確認してから歩いて下さい。

温冷感覚:冷たい皮層部について

アシュレ標準有効温度

「アシュレ標準有効温度」の表で、皮膚が歩行中、常に「やや冷える」状態になるよう、薄着にし、腕をまくり襟元をくつろげましょう。
 この「やや冷える(体表面温度2℃低く)」を保つことで、運動効果が2倍につながります。
 上山市での気候地形療法の取り組みは、医科学的検証を伴ったものとしては日本初となります。

心拍数の計測方法

1 歩行停止後、すぐに計測しましょう。

2 手首等で心拍数を15秒間計測し、4倍して1分間の心拍数を記録しましょう。

3 1分間の心拍数が、「160-年齢」・「180-年齢」の基準と比較して、特に上りの歩行の速さを調整しましょう。

※注意:歩行停止後少しでも休むと心拍数が下がり、正確な計測ができませんのでご注意ください。

歩く前に...

1 歩く前には準備運動をしましょう。準備運動のやり方はクアオルト健康ウォーキングストレッチマニュアル [PDFファイル/1.98MB]をご覧ください。

2 歩き方は、かかとから地面について、つま先がつくようにしましょう。

3 姿勢を正しく、歩行中は無理をしないで歩きましょう。

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