上山型温泉クアオルト事業とは
上山型温泉クアオルト事業は長い眼で見たまちづくり施策
上山市は、平成20年度から、自然環境や温泉、食などの恵まれた地域資源を活かして、◇市民の健康増進◇交流人口の拡大による地域活性化を目的に、健康・環境・観光の三つの柱の下、全国に先駆けて官民一体となった“心と体がうるおうまち”づくりに取り組んでいます
※「クアオルト」とは、ドイツ語で「健康保養地・療養地」の意味です。
きっかけはまちの最盛
本市は、友好都市ドイツ・ドナウエッシンゲン市との国際交流やクアオルトを目指していた由布院温泉(大分県)との交流、また、山形県内でも高水準にある市民一人当たりの医療費や高齢化率、さらには観光で訪れる年間宿泊者数の減少などもあり、市民の健康寿命の延伸のみならず地域活性化など、まち全体を最盛させようとスタートしました。
健康づくりの三大要素がギュッと詰まったまち
市内にはドイツ・ミュンヒェン大学アンゲラ・シュー教授より鑑定を受けた、日本唯一の認定8コースを含む約20コースを整備。ドイツでは心臓のリハビリや高血圧の治療として実施される運動療法「気候性地形療法」を取り入れ、医科学的根拠に基づく“頑張らないで楽しく運動効果を高める”クアオルト健康ウォーキングを、専門のガイドが案内して年間360日開催しています。また、四季折々の地元食材を生かした栄養バランスに富んだ食事の提供、“あたたまりの湯・美肌の湯”温泉を活用した取組など、健康づくりには大切な三大要素「運動・栄養・休養」がギュッと詰まっており、予防から治療まで、地域資源を活かした楽しみながら実践できる総合的な健康づくりを推進しています。
近年は、特定保健指導対象者や糖尿病予備群を対象にした、宿泊型新保健指導(スマート・ライフ・ステイ)ツアーや福利厚生ツアーなど、県内外企業・事業所の健康経営を地域を挙げて支援するほか、高い品質に基づいたヘルスツーリズムの推進、さらには、クアオルト事業を基盤とした新たなヘルスケア(健康寿命延伸)産業の創出にも取り組んでいます。
上山型の健康保養地を目指し、50年100年かけて作り上げる
将来のまちづくりに向けた羅針盤となる「第7次上山市振興計画で掲げる将来都市像は、「また来たくなるまち ずっと居たいまち ~クアオルト かみのやま~」。「クアオルト かみのやま」とは市全域が“健康保養地”という考えの下、滞在するだけでも心も体も元気になれるまちです。本事業に何らかの形で関わる応援団を増やしながら、住む人訪れる人、そして地域を元気にする「日本一のクアオルト(健康保養地)」を50年100年かけて市民と共に創っていきます。
- 上山型温泉クアオルト構想
平成25年8月策定 健康保養地の地域デザイン - リーディングプロジェクト
「心と体がうるおうまち」を実現するため、「健康」・「観光」・「環境」の3つの分野に位置付けた6つのプロジェクトです。 - かみのやまクアオルトツーリズム [PDFファイル/7.62MB]
自然、食、温泉、ウォーキング。上山での上質な過ごし方「クアオルトスタイル」を紹介 - 上山市温泉クアオルト協議会
事業を推進する組織 - 山形銀行との連携協定 [PDFファイル/273KB] 協定書 [PDFファイル/319KB]
平成24年12月5日 クアオルト構想推進と産業振興に関し相互に連携・協力を図ることを目的に協定を締結 - 太陽生命保険株式会社と「上山型温泉クアオルト(健康保養地)活用包括的連携に関する協定書」を締結
平成28年10月3日 全国に先駆けた温泉地を活用した企業における新たな健康づくりのスタイルとして、地域を挙げて企業の健康経営を応援 - 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社と「上山型温泉クアオルト(健康保養地)活用包括的連携に関する協定書」を締結
平成29年6月24日 全国に先駆けた温泉地を活用した企業における新たな健康づくりのスタイルとして、地域を挙げて企業の健康経営を応援 - 東京海上日動火災保険株式会社と「上山型温泉クアオルト(健康保養地)活用包括的連携に関する協定書」を締結
平成30年2月13日 産学官金連携で地域活性化。クアオルト事業の普及への協力と社員の健康づくりを地域を挙げて応援 - 上山型温泉クアオルト シンボルマーク
「心と体がうるおうまちかみのやま」を象徴するマークを平成25年7月に制定。どなたでも自由に使用できます。クアオルト推進室までお問い合わせください。ただし、以下の場合は、使用できません。
(1)上山市のイメージを傷つけ、または傷つけるおそれがある など
(2)営利目的で使用する場合(申請書の提出が必要です)
(3)個人、団体等がシンボルマークを利用した商品を販売等する場合