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外来生物を駆除しましょう!

 昨今、市内においてオオキンケイギクをはじめとした外来生物がさまざまなところで発生しています。在来植物を保護するため正しく駆除を行いましょう。

オオキンケイギクとは

 5月~7月頃にかけて、鮮やかな黄色の花をつける植物です。日本各地の道端や河原などでよく見かけます。しかし、きれいな花だからといって、ご自宅のお庭や花壇に植えては絶対にいけません。あまりの強靭さのために一度定着すると、在来の野草を駆逐し、辺りの景観を一変させてしまう性質を持っているのです。
 オオキンケイギクは、日本の生態系に重大な影響をおよぼすおそれがある植物として、外来生物法による「特定外来生物」に指定され、栽培、運搬、販売、野外に放つことなどが禁止されています。
オオキンケイギク
オオキンケイギク2
特徴:多年生草本   高さ:30~70㎝程度
葉は、茎の下の方に着き、両面に粗い毛がある。直径5~7㎝の橙黄色の頭状花をつける。

アレチウリとは

 アレチウリは成長と繁殖が旺盛であり、他の植物を覆い尽くして大群落を作ります。放任すると既存の在来種を駆逐する恐れがあるため、現在では特定外来生物に指定され、取扱いは法的に規制されています。

 アレチウリの開花は8~10月で、葉の脇から伸びた花柄にクリーム色をした星形の花が咲きます。

アレチウリのつる アレチウリの葉

特徴:一年草 茎はつる性で長さ数m~十数mにもなる

ニワウルシとは

 中国の北部及び中部を原産とするニガキ科ニワウルシ属の落葉広葉樹で、特定外来生物には指定されていませんが、種子のみならず地下茎によって次々に新苗を出し、耕作放棄地などの空き地、河原、城の石垣など至るところに侵食する爆発的な繁殖力を持ちます。

 開花は6~8月で、葉や樹皮から他の植物の生育を阻害する物質が作られるため、ニワウルシの周りでは他の植物が育ちにくくなる特徴があります。

​​ニワウルシの木 ニワウルシの芽 ニワウルシの木(全体)

特徴:樹の高さは30m近くになります。なお、ウルシに似ていますが触ってもかぶれることはありません。

「特定外来生物」とは

 「特定外来生物」とは、外来生物法(正式には「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」)により、生態系などに被害を及ぼすものとして指定された生物です。
 外来生物法では、特定外来生物に指定された生物を飼育・栽培・保管・運搬・販売・譲渡・輸入・野外に放つことなどを原則禁止しています。違反すると罰則があり、3年以下の懲役または300万円以下の罰金となります。

駆除方法について

 オオキンケイギクなどの特定外来生物を生きたまま移動させる、保管するなどの行為は禁止されていますので、根から引き抜いたものを2~3日天日にさらして枯死させた後で、「もやせるごみ」として処分してください。種子は、土の中で何年も生き残りますので、駆除の際は地面に落とさないように注意してください。場所によっては除草剤による駆除も効果的です。

リンク

さらに詳しく知りたい方は、こちらのページをご覧ください。
(九州地方環境事務所外来生物対策のページ)

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