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児童虐待防止のためにご相談ください

児童虐待とは

保護者(親または親にかわる養育者)によって子どもに加えられた行為で、下記のように分類されますが、ほとんどの場合重複して起こっています。
虐待は、子どもの健やかな発育・発達を損ない、子どもの心身に大変深刻な影響を及ぼします。子どもの人権を守り、虐待を防止していくために、社会全体で虐待防止に関する理解をさらに深めていく必要があります。 

児童虐待防止対策(子ども家庭庁)<外部リンク>

虐待の種類

身体的虐待

殴る、蹴る、叩く、投げ落とす、首を絞める、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、おぼれさせる、戸外に閉め出す など

ネグレクト

家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れて行かない、保護者以外の第三者による虐待を放置する、子どもの意思に反して学校に登校させない など

性的虐待

子どもへの性的行為、ポルノグラフティの被写体にする など

心理的虐待

言葉によるおどし、無視、拒否的な態度をとる、子どもの心を傷つける言動、きょうだい間での差別的な扱い、子どもの目の前で家族に対して暴力を振るう(面前DV) など​

こどもへの影響

虐待は子どもの心身の成長・発達に深刻な悪影響を与えます。
たとえば…

  • 発達
    言葉の習得や学習の遅れ など

  • 脳の一部が変形する、低身長・低体重、暴力の後遺症、低栄養による栄養失調 など
  • 行動
    落ち着いて話を聞けない、集中できない、多動、約束を守れない、我慢ができない、不適応行動(不登校、非行、家庭内暴力など)、反社会的行動(周りの人を傷つけるなど) など
  • こころ
    人とのかかわりが困難、感情をうまく表せない、情緒不安定、自己否定感 など

体罰によらない子育てを

子どもへの体罰は法律で禁止されています(児童福祉法 令和2年4月施行)

こんなことしていませんか?

  • 何度も言葉で注意したけれど言うことを聞かないので、頬を叩いた。
  • 他人の物をとったのでお尻を叩いた。
  • いたずらをしたので、長時間正座させた。
  • 友達を殴ってけがをさせたので、同じように子どもを殴った。
  • 外に閉め出した。
  • 宿題をしなかったので夕食を与えなかった。

これらは全て体罰です。

子どものためを思ってのことかもしれませんが、このような行為は次第にエスカレートしていく危険性があります。
体罰によって子どもの行動が変わったとしても、それは叩かれた恐怖心によって行動した姿であり、自分で考えて行動した姿ではありません。子どもの成長の助けにならないばかりか、心身の発達などに影響を及ぼしてしまう可能性があります。
また、体罰以外にも、子どもを怒鳴りつけたり、きょうだいを引き合いにけなしたり、冗談のつもりで笑いものにするような言動は、子どもの心を傷つけます。

体罰によらない子育てのために~みんなで育児を支える社会に~(子ども家庭庁)<外部リンク>

しつけと虐待の違い

しつけとは、子どもの人格や才能を伸ばし、自立した社会生活を送れるようにサポートしていくことです。そのためには体罰ではなく、どうすればよいのか、言葉や見本を示すなど、本人が理解できる方法で伝えていく必要があります。
しつけのつもりで行った行為でも、子どもの成長に悪影響を及ぼすものであれば、その行為は「しつけ」ではなく「虐待」となります。

子どもを健やかに育むために~愛の鞭ゼロ作戦~

子育てに体罰や暴言を使わない

子どもにとって大人から叩かれることや暴言はとても怖いこと。ちょっとのことでも心に大きなダメージを受けることもあります。

子どもが親に恐怖を持つとSOSを伝えられない

親に恐怖を持つと、親の顔色を見て行動したり、心配事の相談もできなくなったりします。溜め込んだ心配事はいじめや非行などに発展してしまう可能性も。

​イライラをクールダウン。そして、親自身もSOSを出そう!

子どもが言うことを聞かない時など、イライラが爆発する前に、自分なりのクールダウンの方法を見つけましょう。
また、育児の負担を、家族からの協力、自治体などの支援サービスを利用して負担を減らす方法も考えましょう。

​子どもの気持ちと行動を分けて考え、育ちを応援

2~3歳のこどもの「イヤ」は自我の芽生えであり、成長の証。戸惑うことがあっても、子どもの考えを引き出すなど、こどもの言い分を気長に聞きましょう。​

参考:厚生労働省 子どもを健やかに育むために~愛の鞭ゼロ作戦~リーフレット<外部リンク>(PDFが開きます)

虐待のサイン​

虐待が起こっていると、何らかのサインを子どもや保護者が発信しています。私たちはこのサインを見逃さないように注意することが重要となります。

子ども

  • いつも子どもの泣き叫ぶ声や保護者の怒鳴り声がする
  • 不自然なアザや打撲のあとがある
  • いつも衣類や体が汚れている
  • 夜遅くまで一人で遊んでいる、帰りたがらない
  • 乱暴である、動物をいじめる
  • 嘘が多い、傷や家族のことで不自然な答えが多い

保護者

  • 発達にそぐわない厳しいしつけをする
  • 小さい子どもを家においたまま外出している
  • 子どものケガや欠席について不自然な説明をする
  • 地域などと交流なく孤立している
  • 夫婦仲が悪く夫婦喧嘩がたえない

虐待かもと思ったら

虐待かもと思ったら児童相談所または子ども子育て課子ども福祉係に通告・相談してください。
虐待を行っている親も苦しんでいる場合が多いです。あなただけが気づいているかもしれません。ほんの少しの勇気をもって、ご連絡をお願いします。

なお、虐待の通告・相談は、匿名で行うこともできます。名前を教えていただいた時でも、通告者の情報は固く守秘しますので、ご安心ください。

虐待の状況確認や、今後の家庭支援のために次のことをわかる範囲で教えてください。

  • 虐待があった日時(複数回あった場合はいつからいつまで、頻度など)
  • 児童と保護者について(住所、名前、年齢、性別、家族構成、子どもが通っている園・学校、生活状況など)
  • 虐待が心配される状況

通告・相談先

児童虐待かもしれないと思ったら以下まですぐに相談をお願いします。
子どもの生命に危険があると考えられる時はすぐ110番(警察)通報を!

山形県中央児童相談所 ☎ 023-627-1195 

平日8時30分~17時15分 祝日・年末年始は休み

上山市子ども子育て課 子ども福祉係  ☎023-672-1111 内線168、128、120

平日8時45分~16時30分 祝日・年末年始は休み

各地区の主任児童委員・民生児童委員

子育てをしている方へ

イライラしてつい必要以上に叱ったり、叩いたりしていませんか?「このままでは虐待をしてしまうのでは…」「もしかしたらこれって虐待では…」と悩んでいませんか?

様々なストレスがきっかけになって虐待をしてしまう…それは決して特別なことではありません。同じように悩んでいる人はたくさんいます。

一人で悩まないで、信頼できる人や相談機関へ相談してください。あなたの周りには相談にのって、手助けしてくれるところがたくさんあります。一緒に考えましょう。

相談先

親子のための相談LINE

親子のための相談LINE(こども家庭庁)子育ての不安、しつけ、家庭内暴力、いじめ、不登校、ヤングケアラーなど、家庭や家族の悩み全般の相談をLINEで受け付けます。コードを読み取り、LINEアプリから「親子のための相談LINE」を友達登録してください。
家族のことなどで悩んでいるお子さんや、悩みを抱える保護者の方などからの相談をお待ちしております。

チラシはこちらをクリック [PDFファイル/200KB]

上山市子ども子育て課 母子保健係  ☎023-672-1111 内線159、169、120

平日8時45分~16時30分 祝日・年末年始は休み

児童相談所 相談専用ダイヤル ☎0120-189-783<外部リンク>

R7.8.5 関係機関を対象とした児童虐待対応研修会を開催しました

研修会の様子

児童虐待対応研修会を8月5日、上山市役所大会議室で開催しました。福祉や保育、教育関係者など43人が、子どもの安全を守るために大人ができる支援、対応について理解を深めました。
山形県福祉相談センター(中央児童相談所)中島副所長を講師に、児童相談所における児童虐待の現状や関係機関が子どもと関わるうえで持つべき視点や考え方について紹介。「見守りは、子どもや家庭の気になるところだけでなく、良い変化を見ることも大切。関係機関が家庭のことを一緒に考え、関わることができるよう連携を大事にしたい」と伝えました。

みなさんの周りに、心配なお子さんやつらい思いをしているお父さんやお母さんがいらっしゃる場合は、情報提供で構いません。上山市子ども子育て課までご連絡ください。

連絡先:子ども子育て課 023-672-1111


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