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No,5 Akemashite Omedetō!

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
皆様にとって良い年になりますように!

2020年が始まってもう一週間以上たちました。皆様はお正月どうやってお過ごしでしたか。私は今日本に住んでいますのでせっかくだからポーランドに戻らず、日本のお正月を経験しようと思って年末年始をできる限り日本人らしく過ごしました。

残念ながら今回家族とは会えなかったのですが、東京に住んでいる友達がお正月を一緒に過ごすことに誘ってくれ、12月30日から東京に行ってお友達たちと過ごしました。31日の午後にはお蕎麦屋さんで年越しそばを美味しく食べました。なぜ日本人が年越しにおそばを食べるのかお友達が説明してくれました。やっぱり、そばのように長く長生きができるように食べますね!食事が終わってまだ早かったので、ずっと外で寒い中で0時まで待つのはちょっと大変だなぁと思い、カラオケに行きました。お正月のカラオケということが日本のお正月の習慣になっていないですが、楽しかったです。

お友達は浅草の方に住んでおりますので、年始の挨拶はそこにある有名な浅草寺ですることにしました。やっぱり、観光地の浅草はお正月なので非常に込んでいました!雷門からずっと込んでいて、長い行列で大勢の人々と一緒に0時がなるまで待ちました。その夜、寒い風が強く吹いていたため甘酒も2杯飲みました。冬には体を温めるホット甘酒が最高ですね!

日本は西洋と違って、ニューヤーズ・イーブのカウントダウンはしませんね。0時になると、特にお寺では除夜の鐘がなります。行列がどんどんスムーズに進んで、一時間ぐらい並んだら本堂に着いておまいりが出来ました。その後、一年を占うおみくじもひきました。おみくじは「吉」で、今年はきっと良い年になると強く信じています。最後にお寺に近くにある屋台広場に移り、たくさん売れられていた食べ物の中から焼きそばにしました。家に戻ったのは朝3時ぐらいでした。

1月1日お友達はしっかり習慣に従って山梨の実家に帰省し、私は上山市にも初詣をしたくて上山市に戻りました。上山城の近くにある月岡神社に行き、おみくじはもう引きませんでしたが記念のため素敵な御朱印をもらいました。私の日本でのお正月はとても楽しくて、やっぱりポーランドのクリスマスの過ごし方に近いと思いました。

日本ではお正月は神聖なもので一年の中で一番大切な時期だと思われ、家族と一緒におせち料理を食べたり初詣に行ったりしますが、ポーランドにはそのような習慣はお正月ではなくて、クリスマスのことです。

実際に、12月に入ってからクリスマスのための準備が始まってクリスマスマーケットを訪れたり、クリスマスツリーを飾ったりショッピングしたりして忙しい時期です。ポーランド人は約90%がキリスト教徒だと言われているのでクリスマス(Boże Narodzenie)はイースターと並んで一年のうちで最も大事な聖日だと思われています。クリスマスの様々な行事は12月24日と26日の間に行い、その中で24日のWigilia(ヴィギリア)と呼ばれる、いわゆるクリスマスイブのディナーは一番大切にされているイベントです。その夜は必ず家族が集まって一緒に夕食をとります。伝統に従えば12種類のクリスマス料理が出ます。地方によって料理の種類や作り方が異なりますが、絶対に提供されるのは赤カブから作られるBARSZCZ(ヴァルシチ)というスープと、USZKA(ウシュカ)というキノコと玉ねぎが入った餃子と、魚料理です。おせち料理みたいなかんじですね。ちなみに、魚料理と言えば、ポーランドでクリスマスの場合には昔から鯉です!食事のあとでプレゼントをもらいます。夜遅くに特別なクリスマスの行事のため教会に行くポーランド人も少なくないです。クリスマスの25日と26日普段は実家でゆっくりと家族と過ごします。本当にそういう過ごし方は日本のお正月に近いですね。
他方、ポーランドのお正月ですが、他のヨーロッパやアメリカの国々と同じように友達たちか恋人と過ごしてパーティーをしますね。パーティーというと、ハウス・パーティーやクラブでのパーティー、または舞踏会かニューヤーズ・コンサートのことです。都会の旧市には大きなコンサートも数年前から大人気です。午前0時10秒前には必ずカウントダウンをして、新年になると鐘の音ではなくてシャンペンの栓がポンとなるという音が聞こえます。また必ず乾杯して花火大会を見ます。ニューヤーズ・イーブは雰囲気がすごく盛り上がりますね。友達とパーティーする時期なので、なんとか逆に日本のクリスマスの雰囲気に似ていないかなと思いました。

クリスマスとお正月はどこでも楽しい時期ですね!今回お正月を日本で過ごしてとても楽しくてよかった経験です。

ちなみに皆様は新年の決意はありますか。日本にはそういう「今年絶対にそれをやりたい!」という動機になる習慣がなさそうですが、ヨーロッパで結構流行っています。私もいくつか決意をして今年のオリンピックとパラリンピックの2020年を一生懸命頑張りたいと思います。

それではまた!
ハンナ
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