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クアオルトの芽Vol,1 「クアオルト」≠ウォーキング「クアオルト」=上山市という地域全体(新連載)

タイトル「クアオルトの芽」

「クアオルト」≠ウォーキング、「クアオルト」=上山市という地域全体

写真①  みなさんは「クアオルト」という言葉を知っていますか?上山市は今、この「クアオルト」の理念に基づくまちづくりに力を入れており、今年で10年という節目を迎えました。「クアオルト」とはドイツ語で、“健康保養地”という意味です。ウォーキング自体を指す言葉ではないので、ウォーキングをするという意味での「クアオルトする」という言葉の使い方は厳密には正しくありません。分かりやすく言えば、上山市 =「クアオルト」。上山市全域が“健康保養地”であるという考えの下、恵まれた地域資源を活かした取組“心と体がうるおうまち”、言ってみればここに滞在すること自体が、住む人や訪れる人、そして地域の元気づくりにつながるまち、ということになります。

まちづくりの羅針盤に初めて「クアオルト」を明示

 上山市は、ドイツの「クアオルト」の理念を参考にしながらも、地域に合うようにアレンジして、「上山型温泉クアオルト事業」を平成20年度に始めました。きっかけは、友好都市ドイツ・ドナウエッシンゲン市と20年来の交流を続けており、ドイツとの交流の下地があったこと、そして市民一人あたりの医療費や高齢化率が県内13市でも非常に高い水準にあること、さらには、かみのやま温泉の宿泊客数が年々減少していることなどから、市民の健康寿命の延伸のみならず、交流人口の拡大による地域活性化にも結び付けて、まち全体を再盛しようという狙いがありました。
 本市は、前例のない取組に試行錯誤を重ねながらも、市民や地域の事業者と共に全国に先駆けたプロジェクトに挑戦しています。
 今年度から、今後のまちづくりの羅針盤となる「第7次上山市振興計画」がスタートしており、将来目指すまちの姿として「また来たくなるまち ずっと居たいまち~クアオルト かみのやま~」と初めて「クアオルト」という言葉を入れ、市政の大きな柱に位置付けています。

たくさんの応援団を増やし、じっくり「クアオルトかみのやま」を創る

クアオルト推進室メンバー これまで、市民をはじめ地域そして事業者など、本当に多くのみなさんの賛同・協力により、“「クアオルト」の芽”は様々な所で着実に出始めています。まずは、市民がいつまでもイキイキと元気に過ごせるまちを目指し、実際にここに住むみなさんが上山の良さを実感し育てることによって、どこの地域にも誇れるまちになると考えています。ウォーキングのみならず、例えばサイクリングやカラオケなど自分の好きなことで健康づくりを楽しんだり、自分の畑で採れた新鮮な野菜でバランスのとれた料理を作ったり、地区会などでまちの清掃活動に取り組んだり…普段みなさんが行っていることそのものが「クアオルト」を形づくっていくのです。
 まちづくりはとても長い年月がかかります。市内に何らかの形でこの取組に関わる人、そして応援団が増えていけば、事業をさらに一歩進める上で大きな力となります。みなさんと一緒になって、魅力あるまち「クアオルトかみのやま」をじっくり創っていきたいと考えています。       (クアオルト推進室長・佐々木  慶)


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