海外友好都市 ドナウエッシンゲン市(ドイツ連邦共和国)
ドナウエッシンゲン市について
ドナウエッシンゲン市の概要
ドナウエッシンゲン市の特徴
また、音楽にかかわりの深い町であり、世界的に有名なドナウエッシンゲン音楽祭が毎年10月に開かれています。
フェルステンベルグ城 ドナウの泉
郷土の歌人・斎藤茂吉が縁
その後、ドイツのミュンヘン大学へ移った茂吉は大正13年4月、休暇を利用してかねて強く望んでいたドナウ川源流の地を求めて川をさか上りました。そして、源流の地「ドナウエッシンゲン市」にたどり着いた茂吉は、同地に滞在して歌を詠み、後日、「ドナウ源流行」を綴ったのでした。
斎藤茂吉
ゲーテ像前にて(1922) ウィーンにて(1923) 晩年(1951)
盟約の締結
国際馬術競技会 国際音楽祭
上山市とドナウエッシンゲン市の交流について
市民訪問団の相互派遣
平成27年は盟約締結20周年を記念して、ドナウエッシンゲン市からパウリ大市長ら友好訪問団3人が来市しました。令和2年は盟約締結25周年上山市民訪問団を派遣予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により派遣は中止となりました。
学生訪問団の相互派遣
令和元年は、5人の学生をドナウエッシンゲン市へ派遣しました。令和2年はドナウエッシンゲン市学生訪問団を受け入れ予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により受け入れは中止となりました。
茂吉の歌碑建立
これは、両市の交流が始まるきっかけとなった斎藤茂吉の業績を顕彰し、両市の末永い友好を誓い、ドナウエッシンゲン市の協力を得て上山・ドナウエッシンゲン日独友好協会と上山市が建立したもので、茂吉の歌碑は日本全国に数多くありますが、海外では初めてのものです。その後、歌碑は移設され、現在は1924年(大正13年)に斎藤茂吉がドナウエッシンゲン市を訪れた際に宿泊したホテル(現在はレストラン)「シュッツェン」の向かいにあります。
※歌碑に刻まれている歌
(茂吉が大正13年4月にドナウ川源流で詠んだもの)
「大き河 ドナウの遠きみなもとを 尋(と)めつつぞ来て 谷のゆふぐれ」
選歌と書体の指定は、ご子息の斎藤茂太氏によるものです。なお、歌碑には歌のドイツ語訳と茂吉の業績(左下)、盟約締結5周年を記念して建立する旨(右下)のドイツ語が刻まれています。
茂吉の歌碑
「上山通り」「斎藤茂吉の道」の開設
翌日の7月1日にはドナウの泉近くの川沿いに「斎藤茂吉の道」の案内板の除幕式が行われました。茂吉が歩いたであろうブリガッハ川沿いの約1.5kmのコース。周囲は自然豊かで、川の流れを横目に石畳の道や芝の中を通る小道からなっています。
「上山通り」の看板
「斎藤茂吉の道」の看板
「ドナウエッシンゲン通り」の整備
2015年(平成27年)、上山市とドナウエッシンゲン市との友好盟約締結20周年を記念して、南小学校西側の市道体育文化センター線を「ドナウエッシンゲン通り」に選定しました。通りの2か所にLEDの欧風街路灯2基が設営されています。両市の深い絆を表すものとして市民に親しまれ、交流がさらに進むようにという願いが込められています。
ドナウエッシンゲン通り
ドナウエッシンゲン市ホームページへ(独/英/仏語)<外部リンク>