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凍霜害対策について

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年3月23日更新

農作物の安定生産のため、凍霜害の被害防止を徹底しましょう!

なぜ、凍霜害はおきるの?

上空に寒気が入り移動性高気圧に覆われ晴れると、地面からの放熱をさえぎる雲がなくなるため、放射冷却現象が起きます。 放射冷却現象は、地面からの温度を奪うため、低い位置にある農作物ほど凍霜害を受けやすくなります。

≪凍霜害が起きやすい条件≫
(1) 湿度 乾燥すると温度降下が急で、被害も大きい。
(2) 風  風がないと、空気の循環がなく、冷気がたまる。

日中に曇天や雨天で、あまり気温が上がらず(午後5時頃に10℃以下)、夜に風がなく晴れ、午後10時頃の気温が5℃以下の日は、凍霜害に特に注意が必要です。
  また、最も気温が下がるのは日の出直前なので、暖房用の燃料切れには十分注意しましょう。

気象情報を確認しよう!!

●  暖かい日が数日続くと、急速に農作物の生育が進んで、凍霜害に遭いやすい状況になります。早め早めに防霜対策の準備をしておく必要があります。

●  特に、凍霜害が発生しやすい4、5月は、数日の周期で天気も変わりやすくなります。
右図の気象情報インターネットサービスや天気予報などを活用し、万全な防霜対策を取りましょう。

●  農業共済制度等を活用し、万が一の自然災害に備えましょう。
 

果 樹

【低温被害を受けやすい生育ステージの目安】 
●  各樹種ともに、発芽期以降は生育が進むにつれて、低温に弱くなるため、落花期までは十分な防霜対策が必要です。
● おうとうでは、花芽が膨らみ、蕾の先端が割れ始める直前頃(雌ずい長が5~6mmの発蕾期)が特に低温に弱いため、丁度このステージの花芽で被害が大きくなる傾向がみられ、特に注意が必要です。

【事前の対策】
● 近年降霜被害のあった、霜害常襲地帯では、おうとうの剪定時に質の良い結果枝をなるべく多く残し、摘芽は行わない。摘芽を行う場合は、必ず防霜対策を実施する。
●  地面を覆うものがあると霜害に遭いやすいので、敷ワラ(草)はかき集めておく。
●  土壌が乾燥する場合には、地温の低下に留意して、暖かい日の午前中にたっぷりと灌水を行っておく。(おうとう等の開花期の水分確保、ぶどう等の生育促進も兼ねる。)
●  防霜ファン、温風ヒーターなどは、事前に作動させ、故障がないか確認しておく。
●  露地栽培では、霜キラー(米ぬかロウ)などの燃焼資材を10a当たり25缶以上設置(冷気の流入方向、外周部に多めに配置)し、気温がマイナスになる前に点火し、適宜燃料を補給し、気温がプラスになるまで燃焼を維持する。
● 霜注意報や上山市等の広報車による情報に注意を払い、各種防霜対策の実施に備える。

【対策事例(1)(燃焼法)】

防霜ロック

〔ポイント〕

・燃焼資材は25缶以上/10a設置

・設置数が少ないと効果が低い

・極端に低音になる場合は、適宜追加

【対策事例(2)(散水氷結法)】

散水氷結法

【ポイント】

・樹上部からマイクロスプリンクラーで散水

・氷で枝が重たくなるので、事前に支柱や枝つりを行う

・自然に氷が解けるまで散水つづ続ける

(途中で止めると被害を助長する)

【事後の対策】
●  おうとうに被害が発生した場合には、受粉樹の葯(花粉)に被害がないことを確認したうえで切り枝設置や、開花始めから毛ばたき受粉を連日行うなど、結実対策を徹底する。
● ぶどうでは、発芽から展葉期頃に主芽に甚大な被害(80%以上)が発生した場合には、副芽を利用する。展葉期より後の被害については、被害が軽度で、新梢の基部が健全であれば副梢を利用できる。被害が甚大な場合は、結果母枝や二年枝からの不定芽で翌年の結果母枝を確保する。

★ 万一被害を受けた場合は、最寄りの農協等に相談して、適切な対策を行ってください。

*  燃焼法を実施する場合には、事前に消防署(672-1190)に連絡し、ばい煙の発生など、
周辺住民の迷惑にならないよう配慮しましょう。
* 使用済みの農業用ビニール、プラスチック等は、無断投棄や野積みをすることなく、産業
廃棄物処理業者に依頼し、適切に処理しましょう。
   また、それらの共同回収の機会(例年7、9、11月ごろ)を積極的に利用しましょう。

野 菜

●  降霜の恐れがある場合には、ハウス栽培では早めにハウスを閉め、内張りカーテンやトンネル、保温資材等で保温を図る。また、必要に応じて補助暖房を行う。
● トンネル栽培では茎やつるがトンネルの外に出たり、被覆資材に付着しないように管理するとともに、保温資材を利用し保温を図る。
● トンネル除去後は、べたがけ資材の活用等により被害を防止する。
●  育苗では下表を参考に各野菜の適温で管理する。昼温と夜温を変え、葉が重ならないよう鉢ずらしを行い、軟弱徒長苗となることを防ぐ。

水 稲

●  浸種時の低水温に注意し、特に水漬け初日は水温10℃以上に保つ。
●  育苗期間中は、最低気温が5℃以下にならないよう、低温時は保温資材で保温する。
●  夜間、保温資材が風で飛ばされないようにする。また、保温資材は、育苗が終了するまで育苗圃から持ち去らないようにする。

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平成 31年 3 月 上山市・上山市総合農政推進協議会
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