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【クアオルトの芽vol.14】宿泊型新保健指導事業 地域資源を活用し、楽しく効果につなげる新しい保健指導

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年2月1日更新

クアオルトの芽タイトル

  従来の保健指導とは違い、旅館などに宿泊し、地域資源を活用した楽しみを取り入れた「体験型」の保健指導プログラムとして、厚生労働省が打ち出したのが「宿泊型新保健指導(スマート・ライフ・ステイ)」です。
 本市は、平成27年度から検診機関、医師会、旅館組合などと連携し取り組んでおり、平成29年度は県内外の企業社員、市民を含めて9ツアー約100人が参加しました。今回はその取組について紹介します。

かみのやまの魅力が満載のプログラム

武家屋敷を活用し寺子屋講座 プログラムは、受け身的に受講するだけでなく、実践を中心とした「これならできる」と心を動かす内容が特長です。具体的には、健康ウォーキングに加え、料理カードを使った普段の食事の摂取カロリーの計算や、自分に適したご飯の計量、体重測定など「はかる」ことを習慣づけたりと、日常生活に活かせるヒントが満載です。また、食事は、旅館や弁当業者の料理長が工夫を重ね、塩分3グラム以下、700キロカロリーながらも栄養バランスのとれたもので、実際に食べる事により、自分の適塩や適正カロリー、満腹具合を体感できます。
 学びに加えて、旅の中で健康の大切さに気づいてもらえるように、ワインやこんにゃく、サイクリングなど上山らしい観光資源も組み合わせているほか、地元の人との触れ合いや心温まるおもてなしなど、参加者の“楽しさ”を重視しています。

参加前後で参加者の表情と意欲が180度転換

Fさんの変化 参加者の多くは、今までに何度も保健指導の対象となりながらも改善できずにいた人でしたが、プログラムを体験していくうちに、健康への気づきが得られ、帰る頃には生活習慣改善へのやる気に満ちた表情に大変身。6か月後には、体重-4.1kg、腹囲-5.2cm(H28年度参加者55人平均)となっています。
 参加者からは、歩数や体重などの数値で見えるのが励みとなり、毎日、歩数を見ては遠回りしたりと、まさに健康的な意味で歩く中毒「アルちゅう」になったとの声もあります。また、参加企業側では、「顔の見える保健指導と地域の人々のおもてなしの心に溢れた対応が参加者の心を動かし、良い成果に結びついた。参加者自身の行動が変わったことで、職場や家族、仲間など周りの健康意識も高まってきた」と話します。12月に参加した市民は、「参加した仲間と一緒に頑張れることがとても励みになる」「自分に合った具体的な改善の方法が分かった」などと話し、カラダ改革への決意を新たにしました。6か月後の変身が楽しみです。

かみのやまの資源と人による「健康になれるまち」へ

 この取組を通して、今の生活習慣では良くないと自覚しながらも、忙しさを理由にそのままにしてしまっている人が多いと実感しています。「宿泊型新保健指導」は、上山の魅力に触れながら健康と観光を融合した新たな健康づくりのスタイルです。参加者は、一緒に頑張る仲間、伴走してくれる支援者と出会い、健康への気づきから、生活習慣を改善して夢の実現に向けて歩み始めています。今後も、健康になれるまちかみのやまをキーワードに上山でしか体験できない「宿泊型新保健指導」を実施していきます。

(クアオルト推進室 保健師・髙橋ちぐみ)

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