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狂犬病予防注射について

 犬を飼ったら年1回必ず狂犬病予防注射を受けなければならないことは、みなさんご存知かと思われますが、どうして受けなければならないのでしょうか。

狂犬病はどんな病気?

 人を含めた全ての哺乳類が感染し、神経症状をともない、発病するとほぼ100%死亡するというとても恐ろしいウイルス性人獣共通感染症です。このウイルスは唾液腺や中枢神経で増殖し、動物に咬まれたり引っかかれたりすることにより感染します。特に犬に感染しやすい傾向がみられます。

これまで、狂犬病はあったのか?

 1757年当時海外との唯一の接点であった長崎に狂犬病の発生がありました。この時、街道沿いに西へと拡大し、29年かけて青森県下北半島に到達し、山形では、1742年現酒田市で発生、1750年には現西田川郡温海町で狂犬病に感染した狼が村を襲い19人中8人が1ヶ月以内に絶命したそうです。
 日本では、1954年人1名、1956年の犬6頭の死亡を最後に46年間発生はありません。しかし、狂犬病の発生のない国は日本を含めオセアニア、スカンジナビア地域やイギリスなどわずか数カ国であり、世界の推定発生数(死亡)は、人で5万人、動物で数十万頭とみられています。特に流行しているのがインドで年間約3万人が死亡していると言われています。

最近では・・・

 1999年春、韓国で51歳の男性が、自分で飼っている犬に咬まれて狂犬病に感染し死亡するという事件が起きました。調査の結果周辺の動物15匹も感染が確認され、野生のたぬきや山猫が感染経路として疑われました。

狂犬病を発生させないために必要なこと

 狂犬病は、犬だけの病気と思われている方も多いようですが、すべての哺乳動物が感染しますので、犬以外の動物により海外から狂犬病が入って来る可能性もあります。その時、狂犬病を流行させないためにも狂犬病の予防注射をきちんと受けることが大事なのです。

狂犬病予防注射

生後91日以上の犬は、年1回必ず狂犬病予防注射を受けなければなりません。
4月に行う狂犬病予防集合注射やかかりつけの動物病院で受けるようにしてください。

犬の登録

 犬の所有者は、犬を取得した日(生後90日以内の犬は、90日を経過した日)から30日以内に市民生活課環境担当窓口または動物病院にて犬の登録申請をしてください。
登録手数料3,000円が必要です。
鑑札(生涯に1度)が交付されますので、犬の首輪につけ、なくさないようにしてください。

犬の死亡届

 犬が死亡した時は、死亡した日から30日以内に死亡届を提出してください。鑑札と注射済票を持参し、死亡届に添付してください。

犬の所在地や所有者の変更

市内で犬の所在地や所有者が変更になった時は、変更になった日から30日以内に登録事項変更届を提出してください。
※ 所在地が市外に変更になった時は、新しい所在地の市区町村長役場へ鑑札を持参し登録事項変更届を提出してください。

飼い主のみなさんへ

フンを放置してはいけません

 散歩などの際は、公共の場所や他人の敷地を汚さないようにし、フンなどの汚物は必ず持ち帰ってください。

放し飼いは禁止されています

 犬を買う場合には、つないで飼うか、柵などの中で飼わなければなりません。散歩などの際も必ず引き綱を短くして散歩してください。万が一、人に咬みついたときには、保健所へ届出が必要です。

飼い主がわかるようにしてください

 万が一、犬がいなくなった時のために、飼い主がわかるように鑑札・注射済票はもとより、各札に電話番号などをつけてください。また、いなくなったら最寄りの保健所・警察に必ずご連絡ください。

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