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土砂災害基礎知識

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年1月1日更新

土砂災害

土石流とは

山腹や川底の石や土砂が、長雨や集中豪雨などの大量の水といっしょになって津波のように襲ってくるものを「土石流」と言います。「土石流」の先頭の部分は、大きな石や岩、立木などが集まって小山のようにもり上がっています。その速さは時速20キロメートルから70キロメートルと、自動車なみのスピードです。なかにはゾウの数倍もある大きな岩がまじったものもあり、すさまじいいきおいで、あっという間に家や田畑をつぶし、おし流してしまいます。

こんな所が危険です

  • 谷川に大きな石がごろごろあるところ。
  • 裏山に急な谷川があるところ。
  • 過去に谷を流れた土石流が谷の出口のところに堆積してできた扇状地のところ。

こんな時は注意が必要

  • 山鳴りがしたり立木の裂ける音、ドーンという音やゴロゴロという音がする。
  • 雨が降り続いているにもかかわらず川の水が急に減り始める。(上流で崩壊が起こり、流れが止められている可能性がある。)

がけ崩れとは

「がけ崩れ」は、斜面が突然崩れ落ちる災害です。崩れた土砂は、斜面の高さの2~3倍も離れた所まで届くことがあります。「がけ崩れ」は地震や、大雨や長雨で水がしみこんで起きますが、地すべりとちがうところは、前ぶれがなく、突然起きること、スピードが速いことなどです。家の近くで起きると逃げおくれる人が多く、大切な人命が失われたり、家が壊されたりします。危ないと感じたら、できるだけ早く避難する心がまえが大切です。

こんな所が危険です

  • がけにひび割れが生じているところ。
  • がけの上部がせり出しているところ。
  • 急ながけで高いところ。
  • がけから水がわき出したり、がけの表面を水がながれているところ。

こんな時は注意が必要

  • 小石がパラパラおちてくる。
  • 斜面に割目ができる。
  • 斜面から水がわき出す。

地すべりとは

地面は固さや性質のちがう土や石がいくつもの層になって積み重なってできています。地下水がねん土のような、すべりやすい層にしみこんで、そこから上の地面がそっくりすべりだすのが「地すべり」です。「地すべり」の動きは、ふだんは一日に数ミリメートルとゆっくりですが、とつぜんスピードが増すことがあります。広い範囲で地面がすべり、おし出された土砂や地面の移動によって、家や道路が壊されたりします。

こんな所が危険です

  • 地面に段差や亀裂が生じたとき。
  • 樹木や電柱が傾くなどしたとき。
  • 池や井戸の水が急に減ったり濁ったりしたとき。
  • 地すべりは雨のほか、融雪や地震によってひきおこされる場合もあります。

こんな時は注意が必要

  •  地面にひび割れができる。
  • 地面の一部が陥没したり、隆起したりする。
  • 池や沼の水かさが急に変わる。

避難は落ち着いて、安全に

災害時の避難は、普段通っている道でも、足元が見えないことが多いので、慎重に歩きましょう。また頭上からの落下物や飛来物にも十分注意しましょう。いざという時あわてないためにも、どこへどの道を通って避難するのかを普段から家族や隣近所で話し合っておきましょう。

避難時の注意点

  • よく知った避難コースを通る。
  • 非常用持ち出し品は少なくする。
  • ゴム長靴は歩きにくい、はきなれた底の硬い靴がよい。
  • 流水や冠水の中で歩くことのできる深さは男性で70センチ、女性で50センチ。
  • 消防団や市役所の指示に従って行動する。
  • 家族はロープでつながって避難する。
  • 増水したら子どもは浮き袋に、赤ちゃんはベビーバスを舟のように使う。
  • 水中のマンホールや溝に注意。
  • 火の始末、戸締まりを忘れずに。
  • たれ下がった電線にさわらない。